お菓子の香梅(1)『博多白あんこパイ(博多羽衣)』

本日はいただきものの紹介です。熊本の有名和菓子店「お菓子の香梅」さんのもの。名高い『誉の陣太鼓』はわりと購入することはあるのですが、このお菓子は初。なんでも新発売らしいのです。


●『博多白あんこパイ』  5.5×5.5cm 厚み2cm 20gほど。
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和菓子屋さんのパイです。原材料を見ると、国内産の砂糖、てぼう豆、小麦粉、バター、水飴、脱脂粉乳、食塩、卵、牛乳と、添加物無し。
豆もバターも北海道産。てぼう豆は自社製餡所で炊き上げ、阿蘇の伏流水の豊富な阿蘇工場でまじめにパイが手折りされているようです。

ほおぅ、真面目に作っておられるなぁ。和菓子のお店では添加物を使わない例がよくあるのですが、企業系の洋菓子はこれでもかというほどに使用しているところが間々あります。それを考えると、洋菓子に踏み込みながら無添加、手作りを貫いている姿勢に感心せざるを得ません。

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和菓子屋さんのパイは、柔らかく鞣した皮のような質感のものが多いのですが、これもそうですね。ふんわりして、後ややシャキッとした食感。口元へ持ってきた時にすでにバターの香りがふわっと漂っています。白餡に牛乳や卵が入っていてパイ生地との相性が良く、優しく素直な味わい。
企業は新商品を発売する際にパッケージや量産のためのライン設備拡充など、社運を掛けた投資をするだけに、よくよく考え抜かれた商品になっていますね。

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もう一つ感心したのが、サブのネーミング“博多羽衣(パイ)”。
薄く軽やかなイメージ(栞にはパイ生地100層と書かれています。ピッタリ100に折れるのかしらん?)の羽衣を、パイと読ませるとは! 
うーむ、一本やられましたね。たしか、北日本製菓(ブルボン)に“羽衣あられ”というのがあったと記憶していますが、薄いし軽いには違いないのですが、ちょっとトゲトゲした食感(そこが特長かな)もあって言葉のイメージとズレがあるのですが、こちらはうまくクリアしているようにも思います。1個20gという、持った時に「あれ? 軽い!」と思わせるところもありますからね。

個人店も技術とセンスという貴重な投資をしているのですから、ネーミングから商品説明に至るまで、お客様にすべてが伝わる努力を惜しまないようにする方向もありかも、などと愚考した次第です。

●『博多白あんこパイ(5個入)』702円  (※内税)
●「お菓子の香梅」
  熊本市中央区白山1-6-31  TEL096-366-5151