マカロン デ オキヨ(3)『いちじくのタルト』『コーヒーゼリー』

兵庫県西宮市、阪急甲陽線・苦楽園口駅から徒歩3分ほど。明るく溌剌とした主婦若林清子さんが週一(金曜日&土曜日の午前中)、自宅で営業するお菓子屋さん「macaron de O-KI-YO」。それだけでなく、オーダーマカロン、オーダーケーキ、お菓子教室も人気です。
看板商品のマカロンのオリジナルの造形力は伊達じゃないし、その他のケーキや焼菓子も隅に置けない、プロ顔負けの腕前。
彼女とのおしゃべりも楽しいし、私たちの地元ということもあって紹介にもついつい力が入ってしまおうというものです。


●『いちじくのタルト』  辺9cm 高さ6.5cm 100gほど。
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無花果の季節。果物はすべて大好物ですが、なかでも無花果は時季になると食べずにはいられません。
というわけで、無花果のタルト、2回目です。以前にご紹介した時は青いものをコンポートし、クルミを合わせ、カラメルを掛けたりしていました。

今回のものは状態のいい無花果を選び、素直にフレッシュで。
タルトはいつも通り、アーモンドプードル入りのシュクレを空焼き。サイドをカラメリゼしダマンドを入れて再度焼き、濃度の高い生クリームのシャンティを絞って、無花果、粉糖。

無花果のフレッシュは、要注意。味わいが淡く、タルト台に負けてしまうことが多いからです。でも成功すると夏らしい爽やかさを満喫できるというチャレンジングな一品と云えるでしょう。
果たせるかな、結果良~好~!

オキヨさんのタルトはしっかり焼き込まれ、アーモンドとバターと粉の焼き込んだ香りが充満する豊かな味わい。しかもカラメリゼの香りも加わっています。
その強さに対抗しているのが、シャンティなのですね。このワンクッションが無花果は無花果として満足させつつ、タルトの味わい深さをたっぷり味わわせてくれるのです。芳醇で風味豊かなシャンティが全体をまとめる役割を果たしてくれているようです。
それにシャンティのクリーム感が無花果をよりいっそう滑らかに同化していて、最初の一口、「あら? 爽やかなのにねっとりとした無花果ね」と完熟のものと錯覚したのでした。

フレッシュの無花果で、バランス絶妙の納得の味わいは数えるほどしかありません。お見事!


●『コーヒーゼリー』  器内径6.5cm 深さ4.3cm 130gほど。
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本来“パイ日和おまけ”でご紹介すべきアイテムですが、1品だけなのでついでにこちらで。
珈琲自体は市販のものを使っているそうですが、コーヒーゼリーに、この手間の掛け方は半端じゃないですね。きっちりアイスコーヒーのフェイクを作り込んでいるのです。
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写真ではうまく写せませんでしたが、コーヒーの中(下部)に氷が入っているように見えるのです(氷なのに浮いていないので不思議な感じ)。
これは蜂蜜のゼリー。薄茶色のところはカフェオレ風。トップにシャンティ。
ゼリーの濃度はほぼ同じで、食べたときは区別がつかないので、普通にコーヒーゼリーを食べる感覚で食べられます。ガリゴリの硬い氷が出てくる訳ではありませんので、ご安心のほどを。

コーヒーが適度に苦く、蜂蜜やミルクとよく調和しています。ユーモアといい、バランスの取れた味わいといい、いいですねぇ。
3年間夏の定番になっているというのも頷けます。


少量を丁寧に作るからこその美味しさというものがあります。こちらがその見本のような存在。でも、逆に少量だと材料の品質管理だとか、難しい問題も出てきます。
それをなんなくクリアして安定感のある美味しさで揃えてくれているのが素晴しいですね。

●『いちじくのタルト』400円  『コーヒーゼリー』250円 (※内税)
●手作りお菓子工房「マカロン デ オキヨ macaron de O-KI-YO」
  兵庫県西宮市石刎町12  TEL無  営業日/金曜9:30~19:00(途中休憩あり、HPでご確認ください)&土曜午前中  

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