クレーヴ(4)『あいびきミンチとうすいえんどうの和風キッシュ』『ベーコンとゴロゴロポテトのキッシュ』

兵庫県西宮市、阪急甲陽線・苦楽園口駅から西へ2分ほどのところにある「パティスリー クレーヴ」さん。私たちの地元、自慢のパティスリー。
チーズケーキ、パウンドケーキ、クッキー、オーダーメイドケーキ、キッシュに特化した品揃えで突き詰めた味を極めているのがなんといっても魅力です。すべて仕込みがまったく違うのであまり特化した意味がなさそう。
おかげでシェフの小川雅世さんはいつもてんてこ舞い。好きなものを徹底して美味しくしようという熱意が小さなお店に溢れています。彼女の気合いに触れるだけでも楽しめるお店ですよ。

さて、第18回「3.14=π(パイ)の日 R 」キャンペーンは昨年に引き続き、3月8日以降、月内は“春を食べる”というテーマで、春野菜をたっぷり盛り込んだキッシュの再登場ということになりました。大人気なのです。
今回はキャンペーン商品ではなく、訪ねた日にショーケースに並んでいたキッシュ2品をご紹介しましょう。


●『あいびきミンチとうすいえんどうの和風キッシュ』  辺10.5cm 高さ3cm 80gほど。
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小川さんは美味しそうな食材を見つけると、キッシュのアレンジレシピを即座に思いつくようです。アドリブでありながら、ピタリと味が決まるのは元料理人ならではですね。

繊細な食感の生地に似つかわしく、食材の旨味を抽き出すデリケートな味わいがこちらのキッシュの魅力。
某フランス帰りのパティシエのように塩辛いものだというような先入感に捕われることなく、素直に美味しい惣菜を目指してくれています。

アパレイユはいつも通り、生クリーム多めで、牛乳、パルメザンチーズ、卵、塩胡椒。和風を意識して出汁醤油がいつもより多め、ほんの少し三温糖。中央に潜んでいる卵も可愛らしいですね。
合挽ミンチとウスイエンドウの煮物がキッシュと合体したと云えばいいでしょうか。ミンチから出るたっぷりとした旨味を背景に、エンドウの甘さが際立ちます。

味覚で知る春、あぁもう春なのですね。


●『ベーコンとゴロゴロポテトのキッシュ』  辺10.5cm 高さ3cm 90gほど。
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こちらは新ジャガに惹かれたのでしょう。
ベーコンでコクを出した、いかにもキッシュらしいオーソドックスな味わい。

ゴロゴロの名前通り、大振りのジャガイモのしっとりしつつもホクホクとした魅力。
もちろんアパレイユ全体の力が合わさってのことですが、とくにベーコンと生クリームのコクがジャガに乗って、奥深い美味しさに到達しています。
やっぱりいいなぁキッシュの美味しさを再確認しましたよ。

なお、以上2つのキッシュ、ちょっと見たら同じようですが、ところがどっこい、味はまったく別物! 凄いぜ、やるねー小川さん!


パイの器にその時季の旬の食材を載っけて焼く、キッシュ。おもに、地元・鷲林寺の「仲農園」さんの野菜に、小麦粉は国産、カルピス醗酵バターと素材のこだわりは徹底しています。
存在感抜群の小川さんの魅力に惹かれ、1品1品の研ぎすまされた味に吸い寄せられてしまいます。といっても雰囲気は明るくリラックス、肩の力どばーっと抜けていますから、お気楽にどうぞ!



●『あいびきミンチとうすいえんどうの和風キッシュ』350円  『ベーコンとゴロゴロポテトのキッシュ』350円  (※内税)

●「パティスリー クレーヴ」
  兵庫県西宮市南越木岩町11-22  TEL0798-74-7820  定休日/日曜・月曜・火曜  営業時間/10:00~20:00