ビゴの店(11) 『アンチョビとオリーブのキッシュ』『タルトアブリコ』

兵庫県芦屋市に全国的に名を馳せている「ビゴの店」があります。オープンは1972年。
1965年に来日して「ドンク」の指導に当たって以来、長らく日本のパン業界を牽引してきたフィリップ・ビゴさんが2018年9月17日に亡くなられました。パンだけでなく、フランスの美味しいお菓子や食事を紹介してくれた恩人のご冥福を祈ります。
息子さんが引き継いでいるので、お店は安泰。平常通り営業をつづけています。今回は散歩がてら、甲陽園のお店に行ってきました。


●『アンチョビとオリーブのキッシュ』  辺10cm 高さ3.1cm 95gほど。
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フォンセっぽい生地に、濃厚なアパレイユ、飴色に炒めた玉ねぎとアンチョビを合わせたものが入り、黒オリーブがトッピングされています。

しっかりした味付けで旨味たっぷり。
フランスを気取ったお店のものは塩気が強すぎる場合が多いのですが、本場フランスを伝える筆頭とも言うべきこちらではやや強めというレベルで、いたってノーマル。アンチョビの塩気で全体をまとめているような塩梅。

塩気以上に旨味が前に立った美味しさです。オリーブも飾りではなくさらに一段味を深めていますね。
シンプルながら堂に入った美味しさ、いいなあ。ときどき惣菜に欲しくなります。とくにワインのお伴にピッタリ。



●『タルトアブリコ』 長径16.2cm 短径14cm 厚み0.8cm 130gほど。
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ピザのように薄焼きのパイ菓子。
林檎を載せた『タルトノルマンディ』とともに、土日限定の販売。

極薄のパイ生地に薄くダマンドを塗り、アプリコットの半割6個をどーんと載せ、強火でサッと焼いています。
生地は全体にパリッと焼け、上面は周囲がしっかり焼き目が付き、中心部はややしっとりとした焼き上がり。

1/4サイズにカットして、手に持って、いざ。わっ美味しいっ! 

カリッとした豪快な美味しさと、ジューシーな甘酸っぱさの魅力を併せ持った、杏のパイ。
パン屋さんならではのラフな美味しさですが、パイ生地もダマンドも、アプリコットもそれぞれの素材の魅力を満喫します。
うんうん、やっぱり何度食べてもいいですねぇ。見掛けると、つい欲しくなるのです。



甲陽園店にはカジュアルで明るく寛げるイートインスペースがあるのも便利。軽い食事にも、ちょっとお茶するのにも使えます。徒歩圏に頼りになるお店があって嬉しい限り。



●『アンチョビとオリーブのキッシュ』350円  『タルトアブリコ』380円  (※外税)

●「ビゴの店(甲陽園店)」
  兵庫県西宮市甲陽園本庄町9-17  TEL0798-71-0013  定休日/月曜  営業時間/8:00~19:30

  ※ブログ「パイ日和おまけ」では、こちらのクリスマスケーキをご紹介しています。