フレデリックカッセル(1)『グリュイエールSANSHO (チーズパイ)』

世界のトップパティシエの集まりである“ルレデセール”現会長の「フレデリックカッセル」さんのお店が銀座三越にあります。
ブランド輸入の場合、作り手が本人ではないし、チェックも頻繁に行えないので期待ほどでない場合も多いので要注意ではあります。でもとても面白そうなパイがあったので買ってみることに。あいにく、有名なミルフィーユは売切れていました。


●『グリュイエールSANSHO 』  3.3×4cm 厚み1cm 合計120gほど。
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販売のスタッフがお菓子をよく理解していて詳しく説明してくれました。

山椒入りのチーズパイです。
おっ山椒入り? 時折お菓子で出会いますね。最近で記憶に残っているのは「鍵善良房」の『岩山椒』ですかね。

カッセルさんが未熟の青い実の「ぶどう山椒」に惚れ込み、ご自身が来日して和歌山の山椒農家まで訪ねたそうです。
シェフ曰く“柑橘っぽい香り”とのこと。へぇ、柑橘かぁ。

まずはボンボンショコラに使い、それをさらにパイにも展開。もともとプレーンなチーズパイがあったそうですが、山椒と出会ってからはこの山椒入りのみの販売になったそうです。よほど気に入ったのでしょうね。


まァ箱詰めがなんて美しいのでしょう! 
なーんでもないシンプルなアイデアだけどね。この見せ方で購入決定したようなものなのです。ギフトにもいいですしね。
アンヴェルセの生地にグリュイエールチーズのダイス(っぽい感じ)、オニオンパウダー、山椒を載せて焼き込んでいます。さらなるトッピングは、白胡麻と白芥子の実の2種。8個ずつ入っています。

画像ザクザクとした食感のチーズがすこぶる面白い。オニオンは隠し味レベル。白芥子より胡麻の方がプチッと香りが弾けます。
山椒が時折、清々しい香りを漂わせます。かなり強い塩味はグリュイエールからだけでなく山椒が塩漬なのかなと思わせるほど。さらに醤油っぽく感じるのは何故? 山椒の和の香りが遺伝子的に醤油を思い出すようにできている?
などと喋りながら食べていると、後口にやんわりながらヒリッと感が長く残ります。
うんうん山椒だぁ。ん、柑橘? とは誘導されませんでしたけど…。

画像パイ生地はザクサクとした食感。チーズのハードな食感を下支えしている感じですね。
バターがそれほど香らないのがやや寂しいかな。長期保存のためにエイジレスを使っているので、やや風味がそこなわれているのかもしれません。
とはいえ、ちょっと変わったチーズパイ、ちょいと惹き付けられました。


ライセンスを取得しているのは「レイジースーザン」。どこかOEM工場のようなところで作っているのでしょうが、このレベルを維持してくれたら御の字ですね。



●『グリュイエールSANSHO 』1300円  (※外税)

●「フレデリックカッセル」銀座三越店
  東京都中央区銀座4-6-16銀座三越地下2階  TEL03-3562-1111  定休日/無休  営業時間/10:30~20:00