ルクア イーレ(1)『コーダ ディ アラゴスタ』

JR大阪駅の「ルクア イーレ」さん、食品生鮮売り場だった地下は長らく閉ざされていましたが、2018年4月のリニューアル以来、人気を博しているようです。地下2階の“キッチン&マーケット”で珍しいイタリア・ナポリのパイが販売されていると聞き、ためしに行ってみました。
ここは縁日の屋台をお洒落にしたような賑やかさと怪しい興奮を演出したいのか、各店の企業名は伏せられています。同じパイを作っている赤穂の「さくらぐみ」と関係があるのか聞いてみましたが、関係ないとのこと。ちなみに、“キッチン&マーケット”は阪急オアシスの経営のようです。
人気だったようで、4時からの販売の際に20分ばかり並んで購入と相成りました。


●『コーダ ディ アラゴスタ』 長さ14~15cm 幅最大8cm 高さ4cmほど。
画像
ナポリの名物に『スフォリアテッレ』という貝殻型のパイがあります。
フィユタージュとは作り方が違い、薄く延ばした生地にラードを塗り、ロールにまとめ小口切りにして、中心を押し出すようにして、層をずらして貝殻状に。

地方によっては貝殻状が細長く伸びて、伊勢エビの尻尾の形になるものもあるようです。
それが『コーダ ディアラゴスタ coda di aragosta』(伊勢海老の尾)。

こちらではクリームが『カスタード』『ピスタチオ』『ジャンドゥーヤ』の3種類。生地を焼き上げ、クリームの注入器でクリームを詰めています。

さっそく食べてみましょう。
わぉ! バッリパリ!!   痛快な食感、景気のいい音を立てて崩れます。焼き立てを並んで買っただけのことはありますね。ザクザクバリバリ、この食感に出会えただけでもパイの喜びに満たされます。

一転、クリームはどれもなめらかで軽やかな味わい。心地いいコントラスト。
一応尻尾の先あたりまで入っていますが、ぎっしりというほどではありません。ピスタチオやジャンドゥーヤのヘーゼルにしてもナッツの香りは控えめ。生地の強い個性に合わせるにはもう少し力があってもと思いますが、逆にこれだから軽く食べられていいのかもしれません。価格的にも求め過ぎてはいけませんしね。

画像店頭に作り方のイラストが掲げてあるので見てみると、生地は内側にシュー生地が少し詰められており、実際、細かな気泡を含んだお麩のような構造になっています(お店の表示ではこのお菓子、“イタリアン・シュー”となっていました)。

外側が思い切り力強く主張しているのに、軽い印象を与えている要因になっていそうです。



普段よく食べているフランスのフィユタージュとは異なる、イタリアドルチェのパイ。手に持って、ラフにがぶっといけるのもおやつっぽくっていいですね。



●『コーダ ディ アラゴスタ』@250円  (※外税)

●「ルクアイーレ・キッチン&マーケット」
  大阪市北区3-1-3  TEL06-6151-2674  定休日/無休  営業時間/10:00~23:00