エルベラン(11) 『ガレット デ ロワ サレ』

兵庫県西宮市、阪急神戸線・夙川駅の北出口から徒歩1分という地の利を得たところにある「エルベラン」さん。
創業50年を越えた老舗ですが、往時から愛されつづける商品もつねに時代とともに進化を心がけているお店。誰からも支持される味わいでありながら、同時にオリジナリティの追求も怠りません。そのさじ加減が絶妙です。

2代目の柿田衛二シェフは「人のやることはしたくない」と言います。本日ご紹介する『ガレット デ ロワ』も、変わっておりますぞ。
なお、販売はクリスマスからお正月三が日。エピファニーの1月6日はこちらは冬休み。ということで、形も味も異なるガレット デ ロワとなったようですね。
ご紹介が今頃になったのは、私たちも冬休みしていたから。悪しからず。


●『ガレット デ ロワ サレ』  18.7×18.7cm 厚み3.4cm 550gほど。
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えっ、四角のガレットデロワなの? 
と驚いていると、追い打ちをかけるように「サレ系です」ときた。

なんと、ミートパイ。えっえーっ!

ガレットデロワを作るのであれば、他店が作っていないサレ(塩味)で、と珍しいものをあみ出しました。

以前の定番商品『ミートパイ』を懐かしむお客様が多く、お正月の里帰り時期になるとリクエストも増えるそうです。そこで、時季にちなんだガレットデロワに『ミートパイ』に使っていたフィリングを入れようと思いついたとか。
たしかに、家族みんなで囲むのもいいですね。


画像牛ミンチと玉ねぎのみじん切りを炒め、ゆで卵、ベシャメルソース、トマトピューレを加えます。スパイスはオールスパイスと塩・胡椒、ウスターソースなど。

スパゲッティのミートソースを円やかにしたような味わい。ゆで卵やベシャメルが深いコクを作り出しています。十分に食べ応えがあるので、ディナーのメインにしても大丈夫。

パイ生地は『しあわせのミルフイユ』の生地と同じ、アンヴェルセ。繊細な食感でサラサラ~と、儚く解けていきます。カルピスバターの優しい香り、生地の焼き込んだ芳ばしい香りに包まれて、豊かな気持ちになります。
これこれっ、いつもながら絶品ですねぇ。
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おーっとっと、フェーヴの代わりに、なんとウズラの卵。ちょっとスコッチエッグを思い出します。きゃっ、嬉しいっ!



良いことありそうな、佳き一年になりますように。




●『ガレット デ ロワ サレ』2700円  (※内税)

●「エルベラン」
  兵庫県西宮市相生町7-12  TEL0120-440-380  定休日/火曜  営業時間/9:00~18:00(木~月) 10:00~12:30 /13:00~16:00(水曜のみクッキーデー)