エミル(4) 『リンゴエッケ(紅玉)』(林檎のタルト)

神戸市灘区、阪急神戸線・六甲駅の南東5分ほどのところにある「エミル ツッカーベッカー」さん。「フロインドリーブ」に30年ほど勤めたというベテラン奥村豊さんの鍛えられた技が楽しみなお店。
昔ながらの正格な技に加えて、新しい時代の感覚、素材の刷新を柔軟に取り入れた独自の世界が展開されています。
オープンして3年余りですが、すっかり地元に無くてはならない存在になってきたようで、この日も大勢のお客様が訪れ、賑やかにケーキを選んでいました。


●『リンゴエッケ(紅玉)』  7.5×5.5cm 高さ3.6cmほど。
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四角く焼いて切り分けるスタイルの焼きっぱなしタルトシリーズ。
四角いのでエッケ(Ecke 角)と名付けられています。

この日は7種類。
キャラメルバナナ、イチジク、モーン、ベリー、マロン、ピスタチオチェリー、そしてリンゴ。
これだけの品揃えがあると毎回、選ぶのが愉しくなります。

本日選んだのは、旬の紅玉を使った『リンゴエッケ』。林檎のチラッと映える赤がなーんか可愛いくって、思わず注文。

土台のパートシュクレはアーモンドプードル入りでしょうか、甘く芳ばしく、クレームダマンドもふっくらしっとりと円やかな味わい。紅玉を皮付きのまま薄くスライスしてザラメを振って焼き、最後にアプリコットジャムでナパージュ。

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手に持って、がぶっ…… シャキッザクッ、あぁ美味しいなぁ~!

酸味が利いていて、甘い土台との間に味わいの幅があって力強さに満ちています。
それだけでなく、紅玉がフレッシュなのでイキイキとした香りがし、また皮ごと使っているので、色で楽しませてくれるだけでなく、風味が強く出ています。

シンプルなお菓子で、なんでもないようなお菓子です。
だからこそ、腕の違いが如実に出てしまう。だからこそ、深く魅せられてしまう。
毎度毎度お見事ですね! 


季節ごとの素材を自由に載っけて楽しむ、日常的なタルトを大切にしている姿勢もお菓子の楽しみをよく知る人ならでは。とても良心的なお値段だし、毎回どの子かを連れて帰りたくなるのです。



●『リンゴエッケ』320円  (※外税)

●「エミル ツッカーベッカー」
  神戸市灘区日尾町2-3-17  TEL078-843-1880  定休日/水曜・第1木曜  営業時間/10:30~19:30

  ※ブログ「パイ日和おまけ」では、こちらの『シュトーレン』をご紹介しています。