新店! クラウス(1)『ルーシー(チョコレートタルト)』『サンジャック2種/ホワイトチョコ

京都御所の南、丸太町の通りを東へ。鴨川を渡ってしばらくいくと右手に間口1間ほどの可愛いお店があります。それが「クラウス KLaus  チョコレート菓子店」さん。2016年3月オープンです。
中へ入ると、やたらとお酒の瓶が並んでいます。その品揃えにピンときて販売員さんに訊ねてみると、果たせるかなかつて盛名を誇った「ゴースト」のパティシエールだった人がオーナーシェフなのだとか。全国的に知られたバー「K6」から独立した運営(ご本人には未確認)のようですが、相変わらずお名前や経歴は明かしたくない人のようです。
前歴からいってお酒を使ったチョコレートやムースなどに本領があるのでしょうが、訪ねた日はまだまだ暑く、持ち帰れる時間指定はたしか30分以内でしたので、焼菓子で小手調べといったところです。


●『ルーシー』  径6.5cm 高さ2.5cm 70gほど。
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漆黒の闇夜に、煌めく星屑。
いやあ、見事なグラッサージュですね。

切ってみて驚いたのは、グラッサージュが表面にうっすらと掛かっているのではなく、中のガナッシュの中央が凹んでいて、最大7mmもの厚みがあるのです。

さらに云うと、シュクレショコラとガナッシュを甘くし、グラッサージュを苦くするのがわりと普通。
ここでは逆に、シュクレショコラとガナッシュの甘味を控えて、グラッサージュをしっかり甘くしています。

おかげで、ブラジル産というビターチョコ(62%)の重厚感が十分に伝わってきます。ねーっとりとした口当たりといい、チョコレートを味わう満足感が得られて、いい試みですね。
ほろ苦の大人のチョコタルトです。あぁ美味しいなぁ。

惜しいのはシュクレ。チョコを入れつつ堅く締まった食感にしていないところは素晴らしいのですが、ガナッシュの水分を吸ってガナッシュに同化してしまっているのがもったいない。コーティングをして食感と焼き込んだ香りを残して欲しかった、かな。
本当は購入後30分以内に食べるようにとのご指定のところを、持ち帰って6時間ほど経っていますから、勝手な、無い物ねだりは出来ないところですが……、悪しからず、お許しを。



●『サンジャック2種』
ケーク生地にチョコレートを加えて、型に流して、焼き目が2~3mmの厚みになるほどにしっかり焼き込んだ、焼き菓子。常温で販売されていました。
形がパイ・タルトっぽかったので、こちらのブログでご紹介。

●ホワイトチョコ  径8cm 高さ4.1cm 100gほど。
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ケーク生地にホワイトチョコとレモンピールを混ぜ込み、焼いています。
表皮が分厚くモゴッとした独特の食感。焼き目の香りも強いですね。
生地自体は比較的口溶け良く、レモンピールが爽やか。

画像ホワイトチョコは味わいの円みを作り出しているのかな、といった程度にほんのりと使われています。




●ミルクチョコ   径8.4cm 高さ3.9cm 90gほど。
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生地にミルクチョコがマーブル状に混ぜ込まれています。
ホワイトチョコと同様に、量的にはそれほど多くなく、ほんのりと分かるかな、という程度です。

どちらかと云うと、こちらの方が焼き目の香りに存在が隠れ気味。
単独で食べればホワイトチョコよりミルクチョコの方が目立つと思うのですが、味や香りの組合せは微妙ですね。

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まァ、お値段的にも手に持っての食べやすさからも“日常のおやつ”といったところなので、あれこれ細かく書くのは野暮ですね。




冷蔵のショーケースはないのですが、生ケーキは販売員の方が取り出して見せてくれます。その日は、4種ほど。今回ご紹介したチョコレートタルトの『ルーシー』のほかは、『ジャンヌ』『ジャック』『ケイト』。へぇ、人の名前なのですね。そういえば、店名「クラウス」もそう。ちょっと珍しいですね。
その他、焼菓子、パウンドケーキ、トリュフなどの品揃えでした。
今回はまったくお酒を使わないお菓子ばかりを選びましたので、涼しくなったら、お酒たっぷりのものを食べてみようかな、と思った次第です。



●『ルーシー』500円  『サンジャック2種/ホワイトチョコ&ミルクチョコ』@250円  (※外税)

●「クラウス KLaus チョコレート菓子店」
  京都市左京区丸太町通川端東入ル東丸太町15-1  TEL075-751-5170  定休日/水曜、他不定  営業時間/11:30~23:00(平日)、14:00~23:00(土日祝)