ホテルグランヴィア京都(2)『あまおう苺のパイタルト』

京都の玄関口、JR京都駅中央口の「ホテルグランヴィア京都」さん。いつ行っても観光客を中心に大賑わい。それでも、気品ある落ち着きが失われないところに魅力があります。京都のイメージ作りに大きな役割を果たしていますね。
今回のパイも京都らしい“はんなり”した美しさで際立っています。


●『あまおう苺のパイタルト』  径18cm 高さ5cmほど。
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おぉ、ゴージャス! 
新鮮で大粒の香り高い苺、苺、苺! 
ほぅ大盤振る舞いです。

普通折りのパイ生地をタルト台に(内側に湿気防止用にホワイトチョコを塗っていますが、単独で食べない限りほとんど分かりません)。
中にカスタードを敷いて、スポンジを重ね、もう一度カスタード。

主役は、濃厚な味わいが魅力の深紅の“あまおう苺”。わぉ贅沢だなぁ!
そして、甘みを利かしたフランボワーズのピューレ。これまた、溢れんばかりにた~っぷり。
ナパージュという域を超えていて、ほとんど赤い水面から苺の赤い氷山が寄り集まっているようにも見えてきます。
美しく、華やぎに満ちていて、しかも、どこか抑制された落ち着きと品位。これぞ京都流の“はんなり”美。しばし、うっとり眺めてしまいました。

食べても、やっぱり京都風、なのですよぉ。
和食の品の良さだけでなく、こってりラーメンや焼肉大好きの京都人を唸らせる、苺に溺れる味です。ふふふっ。
甘酸っぱいあまおうの美味しさにどっぷり浸るケーキなのですが、フランボワーズのピューレの甘々酸っぱさが、そのイメージを2倍にも3倍にも増幅。ピューレを纏った苺のみずみずしさ、香りの高さといったら、もぅ。

パイ生地は、主役の苺たちを邪魔しないように浅めの焼き加減。やや風味を抑えて、脇役に回り、サクサク、パリパリとした食感のリズムを。

さらに、こちらのホテルの味わいのベースとなっている生クリームを加えたディプロマットタイプのカスタードの優しさ、口溶けのいいジェノワーズと思われるスポンジ生地の卵の風味の濃厚さが、品のよさを作り出しています。
どこにもあざといところはなく、限りなく自然。
そこにクラシックな格調を感じるのです。製菓長吉田修さん、さすがですね。

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ホール販売(右の写真はお家でカットしたもの)なので8人前ほどの大きさですが、素直な美味しさに“あぁいい、あぁいいね”と頷きながら二人で完食。
お見事です! 





会社でのホワイトデーのお返しにも、ご家庭でも、女子会にも、誰でも誰とでも。
一目見るなり、そして一口ごとにパッと明るい笑顔になってしまう、王道の美味しさ。春爛漫の歓びを満喫できる、圧倒的なパワーに大満足のケーキです。



●『あまおう苺のパイタルト』4320円/ホール販売(※内税)   (テイクアウトのみ)
 ※季節柄、どちらのお店も苺を使ったスイーツバイキングがいっせいに開始されることが予想されます。そのため、トン単位での仕入れを行っていますが、万一あまおう品切れの節は、他の品種を代用させていただきますので、あらかじめご了承のほどをお願いします、とのことです。

●「ホテルグランヴィア京都」2Fペストリー&ベーカリーショップ「ル・タン」
  京都市下京区烏丸通塩小路下ル JR京都駅中央口  TEL075-344-8888(代) 
  「ル・タン」営業時間/10:00~22:00