フランクス (5) 『小さなアップルパイ』『パルミエ』

東大阪市、近鉄奈良線・河内小阪駅の南2分ほどのところにある大人気店「フランクス」さん。
今年創業30周年。いつ行っても喫茶は満席、テイクアウトもお客の途切れる間がないという盛況ぶり。衰えない人気は、ひとえにお客さんの喜ぶものを作りつづけているから。
品揃えはサンドイッチもケーキも王道の路線ですが、味に定評があるからこその賑わいでしょう。今後とも、お客さんの喜ぶ声が絶えないお店でありつづけるでしょう。


●『小さなアップルパイ』 10×12cm 高さ4~5cm 220gほど。
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こちらは以前から定番の『アップルパイ』があり、人気で売切れ必須の商品。
ただ、12×20cmほどの大きなホールなので、一人暮らしの人などからハーフサイズの要望が多かったといいます。

これまでは、カットして要望に応えて来たのですが、このほどハーフサイズを『小さなアップルパイ』と銘打って発売開始となりました。
ホールを半分持ち帰るのは少し寂しいものがありますからね。これまた喜ぶ人が多いことでしょう。

パイ生地にクレームダマンドを敷き、リンゴのペーストを塗り、生のリンゴのスライスを敷き詰め、ほんの少しシナモンをふって、パイのネットで覆って焼き上げています。
最後に、リンゴのシロップを煮詰めたナパージュをたっぷり塗って完成。

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パイ生地がいいですねぇ。個性的です。
見掛けはアメリカンタイプのガッシリ系。
ところが食べてみると、意外なほど、ソフトふっくらとした焼き上がり。折パイなのにどこかデニッシュのような柔らかさを含んだ食感。それにバターの香りの良さも特筆もの。

リンゴはシャキシャキとした食感を残し、甘くしていないのでさっぱりした味わい。
甘味はナパージュ、ペースト、ダマンドで補われ、お菓子としての満足感はしっかり出し、リンゴの美味しさはストレートな形で残した、見事な出来映えです。


この味を一度体験すると、ホールを切り分けてもらう無理も言いたくなるといものです。そういう根強いファンたちにとって、待望のハーフサイズ登場というところでしょう。

しかも、この『小さなアップルパイ』、“小さな”というのが笑っちゃうほど、大きなアップルパイなのです。いや、ほんとに。
じつに、ボリュームたっぷり。お買得ですぞ。





●『パルミエ』 6×6cm 厚み1cmほど。
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これまた定番のパイ。

サクッと軽い食感。
この軽さだけで、どれだけ丁寧に折られ、生地にストレスを与えないようによく休ませながら時間を掛けて折り上げているか、ということが分かります。

焼きも低温でじっくりと焼かれているようです。芯までしっかり焼けていて、バターのいい香りが漂うのにサラリとしています。
カラメリゼも浅めで、カラメル香もやっとカラメルになりかけた、といった浅いもの。

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その香りとバターの香りが一体となって、甘いうっとりとする香りを作り出しています。
両面カラメリゼされている割りには甘過ぎず、とても品良く味わえます。





こちらは、昔から馴染んだケーキが品揃えの中心ですが、ときどき、“えっ、こんなに最新モードが?”というようなケーキが並んでいることがあります。
最新のケーキの研究も怠らず、お客さんの反応次第で、いつでもレパートリーに加える用意があるという懐の深さ。どうやらますます安泰というところですね。



●『小さなアップルパイ』630円  『パルミエ』@110円

●「パティスリーフランクス」
 東大阪市小阪本町1-1-18  TEL06-6724-6462  定休日/無休