ホテルオークラ東京 カメリア (1) 『レモンパイ』

先日、所用で東京へ。せっかくの機会、空いた時間に“そうや、ケーキ屋へ行こ!”
ということで、駈け足で食べ歩きをしましたので、何店かピックアップして順次ご紹介していきます。
関西人による東京ケーキスケッチ、ほな、ぼちぼちいきまひょか。

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東京・虎の門にあるホテルオークラ東京のカフェ「シェフズガーデン カメリア」さん。古くから多くの人に愛され、支持の多いのが、この『レモンパイ』。
今回、オークラ泊。「カメリア」は朝の4時まで営業ということで、併設のケーキショップはわりと早くに閉まるのですが、取り置きを頼んでおけば遅く帰っても大丈夫。11時すぎに帰ってピックアップ。部屋でお風呂上がりにゆったり寛いでデザートを味わいました。
お皿やナイフ&フォークを借りて(おまけにナプキンとテーブルクロスを敷いたワゴンも運んできてくれました)、ホテルならではのサービスを満喫しつつ、深夜に食すケーキ……もうそれだけで幸せな気分に満たされます。


●『レモンパイ』 辺12cm 高さ5.5cmほど。
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まずは、この楚々とした姿に和みますね。
構成も、オーソドックスなレモンメレンゲパイ。

たっぷり甘いメレンゲ、ほのかな酸味だけどレモンレモンしているクリーム。生地はビスケットタイプでほとんど甘みのないもの。
このバランスがいいですね。なにせメレンゲがしっかりと甘味がありますから、生地まで甘いと持て余すことになったでしょう。

それとメレンゲの表面がサクッと焼けていて、ほぅ、気持ちいい食感。
遅い時間なのに鮮度が保たれています。ひょっとして手渡し前にバーナーで仕上げ? そんな待たされなかったのですが、バーナーを使う程度の時間はあったかもしれません。
昼過ぎのチェックイン時に仕上がっていて、サクッと感が保たれているのも凄いし、夜遅くに焼いてくれたとしても凄い。名門ホテルの実力、というところでしょうか。

メレンゲのお菓子ですから、ボリュームのわりに、するすると食べられてしまう軽やかさも味のうち。爽やかな味とともに、愛でたいところです。
どこかコンサバな品の良さが漂っているので、“檸檬パイ”と漢字で書きたくなりました。



今回は仕事でジタバタしたことと、ほかのお店を欲張って回ったので、ほかにもパイがあるのにここではこれ1点のみ。『アップルパイ』と『チョコレートパイ』は次回の楽しみにとっておこうっと。
長年不変のメニューというのは、やはり安心感があっていいですね。最近、目を付けていたお店やケーキが、次回行ってみたらすっかり様変わりということが少なくありません。仕方のないことなのですが。
その点、こちらは名門意識が高く、世界に通用するサービスで新たな展開を考えているご様子。「カメリア」のサービスと味はその核の一つとなるものでしょう。何年後でも同じ味に出会える喜びがあります。想い出の味に巡り合えるというのは最高のサービスではないでしょうか。



●『レモンパイ』525円

●「ホテルオークラ東京  カメリア」
 東京都港区虎の門2-10-4ホテルオークラ東京 別館1階  TEL03-3582-0111 定休日/無休