スーリールダンジュ (1) 『ミルフィーユ』『エペコンテ』

奈良県・生駒市に本店のある「スーリール ダンジュ」さん。
阪本達也さんという方がオーナーシェフです。アンティーク家具の配されたカフェスペースのある店内は、生ケーキ、チョコレート、アイスクリーム、焼菓子と、多彩な品揃え。とくに生ケーキはスタイリッシュで美しい姿です。
生ケーキのショーケースに目を移すと、パイは……ひとつありました。では、さっそく。


●『ミルフィーユ』 約5×8cm 高さ4.5cmほど。
画像ん? これミルフィーユ? 
周り全体にパイの欠片で覆って中が見えないので、ミルフィーユと名付けていなかったら、気づかないかも。
というのも、ずんぐりむっくりした姿、パイの欠片が筍の鰹節まぶし風に見えてしまったのです(失礼!)。他のシャープなケーキに比べて、異質なので目立っています。
パイに覆われた中の構造は、横にパイ生地が3つ。その間にカスタードクリーム、苺のスライス。パイは1.5cmほどの厚みがあり、よく焼き込んであり、はっきりと自己主張しています。
でも、パイがすこし張り切り過ぎていて、味のある脇役たちが遠慮してしまったような感じで、もっと生クリームかカスタードが欲しくなってきました。それぞれ、せっかく風味豊かなだけに、強い個性のパイに負けないだけの量があれば…。
美味しいものどうしでもほんのちょっとのバランスで好みが分かれてしまうものなのですね。
もちろん、これをベストと感じる方もいらっしゃるでしょう。パーツはそれぞれ上出来ですから、一度お試しを。



画像欲張りな私にも天使は微笑んでくれているようで、コンテというチーズを使ったスティックパイ『エペコンテ』や、空気を食べるような食感のサクサクパリパリッ『リーフパイ』など、香ばしくよく焼き上げた上質な焼菓子に巡り会いました。





「SOURIRE d'ANGE=天使のほほえみ」という店名は、天使がケーキを見て微笑んでいるのか、天使の微笑みからインスパイアされたケーキなのか、はたまた、ケーキを食べた人が天使の微笑みのような笑顔になるのか、ふむ…。
いずれにせよ、笑顔は笑顔を呼びます。微笑みの連鎖が生まれるパティスリーにぴったりの、可愛い名前ですね。



●『ミルフィーユ』420円  『エペコンテ』(7本入り)158円

●「フランス菓子 スーリール ダンジュ」(本店)
  奈良県生駒市東松ケ丘16ー11   Tel 0743-75-3388   定休日/火曜