ビゴの店 (1) 『クロック・ミル』

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芦屋に72年オープン以来、絶大なる人気と信頼を保ち続けている「ビゴ」さん。
ここのところ、オーナーのフィリップ・ビゴさんは、サンタクロースような風貌になってきているけれど、話す言葉はユーモアたっぷりの関西弁のまま。そのギャップがたまりません。
品揃えもビゴさんのサービス精神を反映してなのか、パン、ケーキ、焼き菓子、ジェラート、コンフィチュールとじつに多彩です。見ていて楽しくなります。店舗数が増えるのも納得ですね。

さて。そんなバラエティに富んだなかから、迷いに迷って私が選んだものは…。
思わず「かわいいっ」。そして「安い!」と叫びそうになった『クロック・ミル』です。
なんと、1個53円。つ、ついに100円を切ったパイの登場です。
直径6.5cmほどの折りパイで、カスタードクリームをサンド。ちゃんとヴァニラビーンズも見えています。
パイの表面はカラメリゼしてあり、口に運ぶと、パリンッ。そして、サクサクハラハラと軽いパイ。ちょっとほろ苦いけれど、同時にカスタードクリームがトロ~リ。この相性の良さ、定番中の定番だけど、やっぱり止められませんね。
ここの『ミルフォイユ』が昔から好きだったこともあって、思わず選んだんだけど、ミルフィーユのミニ版とあなどるなかれ。小さめで軽快なパイだけど、食べた後の充足感はしっかりとありました。

ところで、クロックcroquerって、なに? 
と仏語辞書で調べてみると“ばりばり音をたてる、音をたてて齧じりつく”とありました。
お客さんが音も楽しみながら食べるのをビゴさんは想像して作ったのかしらん。「音までおいしいでんねん」なんて言ってニマニマッと悦に入った顔が目に浮かびます。



●『クロック・ミル』1個53円(2009年2月現在84円。味といい、手間といい、まだまだお値打ち価格です)

●「ビゴの店」(本店)
  芦屋市業平町6ー16
  Tel 0797-22-5137  定休日/月曜