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zoom RSS パリセヴェイユ(3) 『タルト オ パンプルムース』『サクリスタン』

<<   作成日時 : 2016/12/26 21:52   >>

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渋谷から東横線で自由ヶ丘までの間に新旧取り混ぜて、いったいいくつの名店・有名店がひしめいていることでしょう。行きたいお店をピックアップすれば切りがありませんが、そのトップに挙がるのはやはり自由ヶ丘駅から5分ほどのところにある「パティスリー パリセヴェイユ」さん。言わずと知れた、金子美明シェフのお店です。
もう大御所と言ってもいい存在感を放っているのに、アグレッシヴな姿勢を貫いているのが、逞しく感じられ、毎回、今度はどうだろうと期待させてくれますね。


●『タルト オ パンプルムース』  6×6cm 高さ3.5cmほど。
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ぜひホールのエッジの効いた美しい姿を見て欲しいですね。

ホールで買いたいものでもありますが、気楽に1/4カットしてくれるのも嬉しいサービス。
私たちは旅先ということもあり、こちらを選びました。

シュクレにピスタチオのダマンド、ルビーグレープフルーツと洋梨。
フルーツを交互に並べるという単純なことなのですが、見蕩れてしまいます。
グレープフルーツのホワイトを使ったものに他所で出会っていますが、美しさは類似していますが、味わいの点で変化に乏しい印象でした。

この洋梨との組合せで、甘さと酸味の幅が出たこと、ジュが溢れ出ること。ピスタチオのダマンドとの相性もいいですねぇ。ほのかに薫って、味の幅を広げ、豊かなイメージを作り出しています。
持ち帰って大分時間が経ってから食べたのに、シュクレは目覚ましいほどにサックサク。それと対照的な、ジューシーな果実感、わぉ! 

間然するところのない、濃密なタルト、お見事です。




●『サクリスタン』(9本)  長さ7.4cm 幅1.5cmほど。
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ん? 店頭にショーカードがなかったので、選ぶ時に“カカオ生地のフィユタージュ”かしらん、だったら面白いなと思ったのでした。
だって、濃い茶色。

茶色く見えるのはカラメルソース、でしょうか。砂糖が白く残るレベルの軽いカラメリゼの上にアーモンドダイスを振り、カラメルソースを流しているようです。
フィユタージュは芯まで茶色くなるまでじっくり焼かれています。
パイのほろ苦さとカラメルの甘苦さ、アーモンドの芳ばしさという組合せは鉄壁とも云えますが、一般的な味覚からいうとやや苦みが勝っています。大人味といったところ。

フィユタージュの食感の軽やかさはさすが、捻りを加えているので強さもあるのですが、カリッといったん崩れた後の儚さ、サクサク感は一瞬アンヴェルセを思わせるほど。苦みの底から粉やバターの甘味が湧いて来るところなども感心せざるを得ません。

正直に白状致しますと、好みではありませんでしたが、やはり、というものを持っていますね。



こちらはたしか、パティシエ志望で入社しても長くサービスを経験させられるお店。そのことに納得せずいやいやサービスをしている人が多かったように思います。過去2回は味は素晴らしいけれど、居心地の悪いお店という印象でした。
ところが、今回、サービスにリーダーシップを取る人が現れたのでしょうか。誰もが明るく対応していました。
とくに私たちの担当の女性はこちらが保冷バッグを持っているのをめざとく見つけたり、アテンドして送ってくれたりと心根の優しさが行動に現れる人。
「遠くからいらっしゃったのですか? すごく熱心にご覧でしたし質問もされていたので」と、客を捌くのではなく、一人ひとりの客に関心を持って対応してくれていたのです。本当に嬉しい変化。
このような態勢が長く続くことを望んで止みません。



●『タルト オ パンプルムース』450円  『サクリスタン(9本)』670円    (※内税)

●「パティスリー パリセヴェイユ」
  東京都目黒区自由が丘2-14-5  TEL03-5731-3230  定休日/無休  営業時間/10:00〜20:00

  ※ブログ「パイ日和おまけ」では、こちらの生ケーキをご紹介しています。

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