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zoom RSS エメラ(8)夏の焼きっぱなしタルト『タルト アブリコ』『タルト ルバーブ』『タルト パンプルムース』

<<   作成日時 : 2016/07/05 21:23   >>

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奈良、近鉄奈良線・富雄駅から南へ2分、「パティスリーエメラ」さんへ、またまた行ってきました。
秋冬から春にかけてはかなり攻めていますが、夏場は手つかずでした。
夏場はケーキのハイシーズンとは言えませんが、パティシエは創作意欲を掻き立てられる時期でもあるようです。というのも、目移りするほど鮮やかなフルーツが真っ盛り。藤原シェフも“楽しい季節ですよ”と、張り切っています。
まずは、夏の焼きっぱなしのタルト3種、この時期だけの旬の果実の魅力を堪能いたしました。


●『タルト アブリコ』  辺7cm 高さ2.7cm 80gほど。
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“アプリコット党”としては、見つけたら、即購入の大好物のタルトです。

ブリゼ生地にダマンドを詰め、長野県産のフレッシュのアプリコットを並べ、砂糖をふりかけて焼き上げたもの。
仕上げにアプリコットのナパージュ。

シンプルな焼きっぱなしのお手本のようなタルトですね。
果実の旨味が充実しているフルーツのタルトは、いろいろ複雑にするよりもじつはこういったシンプルなものの方が抜群に美味しかったりします。
でも、シンプルだからこそ誤摩化しが効かないし、シェフの力量が露になることも。
もちろん、いつも藤原シェフの焼きっぱなしには惚れ惚れさせられていますので、心置きなくパクッと参りましょう。

…… ひゃあーっ! ス、スッペェ〜〜ッ!! 
酸っぱいもの好きの私たちも、一瞬、オッとのけぞる強烈、鮮烈な酸味。
うんうん、アプリコットはこの魅力がなくちゃね。うん!

果汁を吸ったダマンドの甘酸っぱさもいいですねえ。ブリゼの食感もいいし。
梅雨寒が続いていたのに7月に入った途端に真夏日。鼻の頭に汗をかきそうなほどの酸味が、爽快この上なし。
ふふふふっ、いいなぁこれ。そそる度高いなぁこれ。

きっぱりと活き活きとした酸味を出した判断、お見事です。




●『タルト ルバーブ』  辺6.5cm 高さ5.2cm 80gほど。
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これまた、人後に落ちないリュバーブ好きの私たちとしては、おっ作っているんだと、思わずニンマリ。

長野県産のリュバーブはマリネもせず、フレッシュをそのままたっぷりのダマンドの上に並べて焼いています。
タルト台はブリゼ。焼き上がりに、周りにアプリコットのナパージュ、そしてイタリアンメレンゲをたっぷり絞り、先端をバーナーで炙っています。

こちらも思い切り酸っぱい食材。
ですが、耳の下が痛くなるような酸味を予想していると、異なります。
アプリコットに比べてダマンドが少し多いのかな。両者の比率から見るとダマンドがかなり多く感じられます。したがって、アプリコットのような強烈な酸味ではありません。

が、しかし。落ち着いた酸味、マリネをしていないせいか、普通以上にたっぷりのジュを吸ったびっしょりとしたダマンドの甘酸っぱさがするっとした口当たりで、これまたいいのです。
イタメレの甘さも加わり、酸味が比較的弱いので、ブリゼの塩気が味を深める役割を果たしていることが分かります。

品揃えとして強烈な酸味が2種というのも、考えものですから、『ルバーブ』を優しい味わいにシフトさせているのでしょうか。
と思って後日シェフに尋ねると、「リュバーブ自体の酸味、弱くないですか?」と同じ意見。「少し改良したいと思っています」とのこと。

ふむ、この柔らかな印象のタルトも捨て難いとは思うのですが、
“デンジャラスすっぺー”か、はたまた… どんな最終結論になるのでしょう。  ふふふっ、受けて立ちましょう。




●『タルト パンプルムース エ ピスターシュ』  辺7cm 高さ2.5cm 90gほど。
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パートシュクレにダマンド・ピスターシュを詰め、グレープフルーツのホワイトとルビーを交互に並べて焼いています。
焼き上がりにアプリコットのナパージュ。

ピスタチオの色は薄めで、それほど大量に使っているように思えないのに、香りが高いですねぇ。
シュクレのサクサク感も目覚ましいし、一瞬で虜になってしまいました。

噛み砕くほどにシュクレからアーモンドのような芳ばしさ(プードル入り?)が広がります。ほぅなんて豊かなんだろう。ダマンドのコクの深さとともに、タルトを食べる歓びに包まれますね。

そしてグレープフルーツのほろ苦、甘酸っぱさ。
元々、大人を楽しませるフルーツですが、焼き込まれて、さらに味わいが凝縮しているし、タルトのベースがしっかりしていることで、両者が引き立て合っていて、満足感がじつに高い。

ジューシー vs サクッ! 瑞々しい果物とタルトの芳ばしさの対比の美味しさも存分味わえます。
あぁ素晴らしい、お見事です。ワォ!



夏を満喫! 行った甲斐がありました。オールシーズン、焼きっぱなしが常時たくさん揃えられているのが、「エメラ」さんの魅力(もちろん、ショコラトリーでもありますから、真夏なのに『プラリネ(ボンボンショコラ)』もキリッと美しく並んでいますよ)。
“暑い夏だからこそ、冴えてくる味わいがある”
たしか当ブログのルバーブ特集の冒頭の文章なのですが、今回も3種類の焼きっぱなしのタルトで再認識した次第です。

お次は、「パイ日和おまけ」にて、夏のプチガトー(ムース/ヴェリーヌ)をご紹介していますので、再々確認してみてくださいね。



●『タルト アブリコ』320円(346円) 『タルト ルバーブ』360円(389円) 『タルト パンプルムース エ ピスターシュ』320円(346円)  (※内税外税両方表記)

●「パティスリーショコラトリー エメラ」
  奈良市富雄元町2-6-40  TEL0742-44-6006  定休日/水曜(7月は25日(月曜)、26日(火曜)も休み)  営業時間/11:00〜20:00(日祝〜 19:00)

  ※ブログ「パイ日和おまけ」では、こちらの生ケーキをご紹介しています。

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