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zoom RSS サ・マーシュ(6) 『ポークパイ』

<<   作成日時 : 2016/02/12 11:33   >>

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神戸・北野に、神戸だけでなく日本を代表するパン職人西川功晃さんの店「サ・マーシュ」がある。
“さあ、行こう”という意味の店名でスタートして早5年以上が経過したが、その掛け声はますます熱を帯びて、店中が活気に溢れている。毎日の糧を買う店で元気も貰って帰れるのは喜ばしい限り。
今日も店内ぎっしりのお客さんが、行列に一瞬オゥッと驚きながら嬉々として並んでいるのだった。


●『ポークパイ』   5.5×9.5cm 高さ3.2cm 65gほど。
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まず断面を見て欲しい。
小さな身体にぎっしりとフィリングが詰まった感じが、「サ・マーシュ」の賑わう店内を思わせる。
パンチの利いた味わいで、元気を与えてくれるところまで似ているようだね。

西川シェフによると、豚ミンチと玉ねぎなどを炒めた“豚まんの餡”のような具材とのこと。さらにキャベツとプロセスチーズを合わせたものがフィリング。
言わばミートパイの一種、豚肉版といったところ。

パイ生地は普通折りのものをごくごく薄く伸ばしたもの。完璧に火が通って、サクッ、サワサワと軽やかな食感。
感触を確認する間もなく、音と同時にフィリングの香りが立ち上ってくる。

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なるほど豚と玉ねぎの香りは、たしかに中華風に感じられる部分も。
しかし、胡椒がキリッとよく利いているし、キャベツの風味や味も濃厚に絡んでくる。そしてチーズはそれと分からないほどなのだが、コクを深めているようだ。

ということで、全体の印象はあくまで洋風…… ふむふむ、これはラグーではないですか。イタリアンのミートソース。

パイ生地が大きな役割を果たしているのだろう。
豚まんをミートソースに、そしてミートパイへと変身させている。生地の持つ魅力、懐の深さを再確認した次第。いいですねぇ。
濃厚な味わいがビールかワインを求めるので、最初からアテ感覚で食べることをお勧めする。



千客万来の西川シェフ。とんでもなくハードなスケジュールをこなしているのに、一人ひとりに親身に応対するところがいかにもハートの熱い人と思わせる。忙しくなることですり切れて行く人、すれっからしになってしまう人が多い中で、希有の人柄だ。
そのことがパンを通じて、スタッフを通じて伝わって行くからこその店の賑わいぶりなのだと、あらためて思いを強くした。



●『ポークパイ』300円   (※外税)

●「サ・マーシュ」
  神戸市中央区山本通3-1-3  TEL078-763-1111  定休日/火曜・水曜  営業時間/8:00〜19:00

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