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<<   作成日時 : 2008/10/08 22:22   >>

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大阪府箕面市、阪急千里線の終点、北千里駅から北東に25分ほどのところにある大人気の「デリチュース」さん。
来る10月9日に100mほど手前に、新店舗を(プレ)オープンすることとなりました。グランドオープンは翌10月10日の金曜日。
ここは、私たちがプロデュースしている「3.14=π(パイ)の日」キャンペーンのご参加店。その関係もあってレセプションに呼んでいただきました。金木犀が薫る、秋の佳き日となりました。
行ってみると人柄を慕って多くの人が詰めかけ、交通整理をする賑わい。規模も大きくなりスタッフも充実。新しいスタートにふさわしく、新たなラインナップのお菓子もたくさん並んでいました。
そんななかから、まず季節まっただなかの『マロンパイ』をご紹介しましょう。


●『和栗のマロンパイ』 径6.5cm 高さ最大5.8cm 70gほど。
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従来のお店は厨房が少し手狭。詰め掛けるお客さんの要望に応えるために人気商品の増産、増産に追われていて、なかなか季節のパイを焼く時間、パイ生地を手折りする時間を持っておられませんでした。

しかし、今後は、随時、美味しいパイが登場しそうです。
お店の発展とともに、品揃え、品質の向上の期待が膨らむというのはなんだか、自分のことのように嬉しく感じられますね。


ザクッ!! 気持ちのいい歯切れの良さ、心地いい食感。
その快感を、新たな快感で吹き飛ばすようにパイの香りが強烈に鼻腔を満たしてくれます。
ナパージュのアプリコットの酸味も利いています。
そして、ほんわりと甘い豊かな風味のクレームダマンド。色を見てください。真っ黄色でしょ。卵の香りもアーモンドの香りもたっぷり、嫌みがなくスッと気持ちよく味わえます。

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そして真打ち登場。
渋皮付きの栗の甘煮。控えめな甘さで和栗本来のほのかな風味がじわじわと伝わってきます。日本人にはやっぱりこれですよね。

最近、フランス産栗のブームなのか、輸入ものほうがかえって安くつくということなのか…。
和栗の美味しさに巡り合うチャンスが減っているだけに、ラム酒も使わず、和栗の風味を全面に押し出してくれていることに、日本人のためのフランス菓子を標榜する長岡シェフの見識の高さを見たような気がします。




“ 品揃えについては長ーい目で見てくださいね”というシェフ。
従来、『デリチュース』『たまごロール』などの爆発的人気商品以外も、毎日ほとんど売切れのようなお店だったのに、シェフが心の底から満足している商品は数点のみ。ほかは“全然満足していません”と言い切るほど。
自分一人が頑張って水準の高いものを作っても、それを維持できなければ意味がない、というのが長岡さんの考え。満足の段階に進むためにはスタッフの成長を待たなければならず、一つひとつの商品をお客さんによく理解してもらう必要もある、とも。爆発的人気商品もそのような努力の末にヒットに結び付けたという確信を持っているのです。
今でも、お客のほうは当然満足しているからこその人気店。それが、まだまだ先を見据えているのです。

最後に、レセプションの挨拶のなかのシェフの言葉を紹介しましょう。
“10代の時に大阪商人になるつもりで大阪に出て来たのですが、ケーキに出会ってケーキ一筋。今では本当に美味しい安心できる材料を使って、出来るかぎりの美味しいものを作って、一人でも多くの人に喜んで食べていただく、そのことしか考えていません。それが最大の喜びです。”
大勢の客を前に通らない小さな声でトツトツと語る言葉に、ケーキ作りとは違って巧みさの欠片もありませんが、真実の言葉に触れた喜びを感じました。
もちろんアーティスト的な感覚を十分に持ち合わせた人ですが、今どき珍しいほどに素朴な職人さんの気質をも持った人だというのが、あらためてよく分かりました。



●『和栗のマロンパイ』350円

●「デリチュース」
 大阪府箕面市小野原西6-14-22  TEL072-729-1222  定休日/火曜、第1・第3月曜

※ブログ「パイ日和・おまけ」(http://pie-omake.at.webry.info/)にも、このお店のパイ以外のケーキを紹介しています。よかったら、どうぞ。

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