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阪急宝塚線・曾根駅から北東へ10分ほどのところにある「パティスリー ヴァン ブラン」さん。 ファミリー向けの商品が喜ばれる地域で、優しい味わいのショートケーキやシュークリームなども作りつつ、美しい姿のケーキが並んでいます。彩りは派手ではなくやや淡彩の傾向。その分、品がいいとも言えるでしょう。 驚くのは、同じ素材を使ったものがほとんどダブらないこと。それでいて種類が少ないということはありません。生ケーキ20種余り。それに焼菓子もたくさん揃っています。リキュール類も遠慮せずに使っているようですし、めずらしい素材も積極的にアピールしています。 今回はそんな中から、これは、と思ったものをご紹介します。 ●『ルバーブのタルト』 辺11cm 高さ2.5cmほど。 ルバーブは大黄という薬草の仲間だそうです。ヨーロッパなどではポピュラーな素材で、その強烈な酸味が個性的でケーキにもよく使われます。 その酸味、スカンポという野草を齧ったことがあれば、それより上の、飛び上がるほどの酸っぱさを理解していただけると思うのですが、これも最近では見ないですものね。 こちらのタルトでは、その強烈な酸味をそのまま活かしています。 パートシュクレに皮ごとのアーモンドプードルを使ったクレームダマンド、そして生のルバーブを乗せて焼くだけ。仕上げにアプリコットのナパージュ。 全体にねっとりした食感です。ごくシンプルなお菓子ですが、素材の力を信じていればこそ。むしろ大胆な無造作さだと言えるでしょう。 パートシュクレもダマンドも甘さを控えず、普通に甘さを出すことで、ルバーブの酸味と対比を出しつつ、酸味をなぐさめるような感じ。鋭さと温和さが同居した味わい。 酸っぱさに、ヒーと叫んでいるのに、シメタと喜んでる自分がいるのが面白いところです。 山品シェフは、ケーキの姿に張り詰めた神経を使っていらっしゃいます。 さすがに焼きっぱなしのタルトには、そのような緊張感はありません。タルト類はトッピングのフルーツなどの持ち味をストレートに味わうべきものとの考えがあるのでしょうね。今回のものは、ルバーブという素材のラフさともスタイルがよく合っているようですね。 ●『ルバーブのタルト』320円 ●「ヴァン・ブラン」 豊中市長興寺南1-3-5 TEL06--6866-6901 定休日/水曜 ※ブログ「パイ日和・おまけ」(http://pie-omake.at.webry.info/)にも、こちらのパイ以外のケーキを紹介しています。よかったら、どうぞ。 |
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