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大阪・谷町4丁目の北西、中大江公園近くにある「パティスリー ラ プラージュ」さん。 オーナーの林シェフは関西でもトップクラスの実力者だと思うのですが、雑誌などの扱い、知名度はまだまだのように思います。ひょっとすると林さんのとびきりの優しさがそうさせていのかもしれません。 というのは、一人ひとりのお客さまをとても大切にしていらっしゃるからです。 私たちがお店にお邪魔すると、お忙しいはずなのにちゃんとお相手してくださり、最後まで“忙しい信号”“帰れ信号”をまったく(!)発することがないのです。 もちろん、ケーキにしても、お客様が好むもの、求めるものから品揃えするという優しさが見えかくれ。アーティストとしての自己主張を貫いて、どうだ、と見栄を切っても立派にやっていける、いや、むしろその方がマスコミの評価などは確実に、そして容易に上がるでしょう。 でも林さんは絶対にそうしないのです。優しい頑固さにかけてもピカ一なのです。 そんなシェフが好きだといいながら、作る優先順位の最後になってしまうのがパイ。それでもフィアンティーヌが2種類、最近定番として出ていました。 ●『フィアンティーヌ・ノア』70gほど。 『フィアンティーヌ・オ・レ』 60gほど。 ![]() パイ生地を紙のように薄く伸ばしてフィアンティーヌにしています。林シェフがどんな形にせよパイを作ってくれていることは大歓迎。 でも、フィアンティーヌはほとんどフレークのようなもの。 お店によっては極薄のチュイルにしてるところもあります。これこそがパイとは言えないでしょう。 ということで…… じつは、二つとも上等の“チョコフレーク♪” 『ノア』(写真上)はビターチョコのフレーク、ヴァローナ社のエキストラビター。エキストラビターは大人の味わい。苦いといってもさほどでもなく、すっきりとした苦さ。 『オ・レ』(写真下)はミルクチョコのフレーク、グァナラ・ラクテを使っているとのこと。 やや酸味を含んだまろやかさ、カカオ風味の強さと、粉乳特有の濃厚な香り。満たされた気分を作ってくれます。 どちらもカリカリ、サクサクと小気味よい食感です。ポケットにそっと忍ばせて、お散歩の途中にポイッと口に放り込むのが似合っているかもしれせんね。お腹のすき具合でどちらを食べるかを決めることになるかな。 ふふ〜ん、二つを交互でもいいんですけどねぇ、私たちはそうしました。 夙川堤の枯れ葉をカサコソと踏みしめながら、話しながら、食べながら…サクサクッとね。 ショーカードの説明が詳しくなっていて、聞くまでもなくよく分かるような配慮をしてくださっています。でも、それ以上に複雑に繊細にいろいろな隠し味、手を掛けた秘密の部分があるのがこちらのお菓子の魅力なんですけどね。 行く度に、林シェフにパイ菓子を切望しているのですが、まだ実現は先のよう、ふ〜む。オープン当初はミルフィーユも作っていたそうなんですけどね。以前にご紹介した『ピティヴィエ』(当ブログ表紙の写真)で折り紙を付けているように、シェフのパイは魅力たっぷりです。 パイが常時出るようになったら、食べすぎで重い身体もなんのその、スキップ気分で飛んで行くのになぁ。 ●『フィアンティーヌ・ノア』320円 『フィアンティーヌ・オ・レ』320円 ●「パティスリー ラ プラージュ」 大阪市中央区北新町3-7 TEL06-6949-3938 定休日/月曜 ※ブログ「パイ日和・おまけ」(http://pie-omake.at.webry.info/)にも、こちらのパイ以外のケーキを紹介しています。よかったら、どうぞ。 |
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